愚痴っぽい人ってイヤですよね~。井上です。
今回は愚痴を言うのを辞める理由と、愚痴の代わりになるストレス解消法について。
人間関係を悪化させたくなければ、お読み頂けると幸いです。
愚痴を言うのをやめるべき理由は4つ
愚痴を言うのをやめるべき理由はざっと4つ程あります。
- 記憶に残る
- 人生の主体性を失ってしまう
- 時間の無駄
- 相手に迷惑(人間関係の悪化)
こんな感じ、一つ一つ見ていきましょうか。
記憶に残る
まずは嫌な記憶が頭に残ってしまうという事。
話すというのはアウトプットです。
当ブログでは、アウトプットする事が記憶効率を高めるという事は何度か書いてきましたが、「話す」もそれに当たります。
つまり、愚痴は言えば言う程、ネガティブなものを頭に残す効果があり
更に、ネガティブな物事を話すという行為をスキルアップさせてしまうわけですね。
友達と会ったら反射的に「愚痴を言えるようなネタを探す」なんて思考ルーティンが出来たら最悪ですよ。
日々愚痴になるようなネガティブな出来事を自分から探しにいく思考になってしまうんです。
世の中の出来事に善悪はなく、個人の捉え方次第であるという話があります。
例としてよくあげられるのは、水が入ったコップを見て…
- コップの水が半分もある
- コップの水が半分しかない
という捉え方の違い。
そこにはただ水が半分入ったコップが存在しているだけだけど、捉え方で全然意味が変わってくるんですね。
人の認知ってのは、少し歪むと世界の見え方が変わるんです。
つまり、愚痴を探す事に慣れてしまうと、「悪く捉える習慣」が出来てしまうんですね。 危険危険。
アウトプットが記憶にいいって話はこちらの記事からどうぞ。
人生の主体性を失ってしまう
「人生の主体性を失ってしまう」というのは、自分でどうにか出来る事以外に意識をフォーカスしすぎるという事です。
自分の人生に責任を持たず、他人や外的要因のせいにする感じ。
プロ野球にテレビの前で文句を言ってる親父みたいなもんですね。
TVの前の親父の怒号で選手が良い活躍をするわけがないのと同じで、愚痴を言っても状況は好転しませんよね。
そんな事より自分が出来る事に集中する事
当ブログでよくとりあげている、ニーバーの祈りやマインドフルネスやACT、森田療法など、心理療法として用いられているメソッドの多くがこの生き方を推奨しています。
愚痴を言っている時は、他人の価値観や他人の課題、他人の問題に意識をフォーカスしているという事になります。
自分の人生を自分の価値観で生きる方がQOLも向上して楽しく生きられますよ。
ニーチェの超人思想ですね。
時間の無駄
これは言わずもがな。
二つ目と少しつながっていますが、愚痴を言って何かが解決するなら世界は今頃すごい事になってます。
愚痴を言う暇があるなら、自分ができる事を考えましょう。
上司がクソなら、転職を検討すればいいし。満員電車がイヤなら働き方を考え直せばいい。店の対応がダメだったならその店に行かなければいい。
自分のコントロールできるものに意識を集中する方が時間を有効に活用できます。
時間は有限、愚痴なんてくだらない事に使うのはもったいない。
聞かされる相手に迷惑
そもそも個人的な愚痴なんて、なんのメリットもなければ他人事も他人事な話
ぶっちゃけ聞かされる側からすると迷惑きわまり無いわけですよ。
自分のストレス解消のために、相手を巻き込むなんてどういう事なんですかね。
そんな他人の時間やメンタルを消耗することを躊躇しないような人間、ボクなら即刻距離を取ります。
もし仮に、愚痴に付き合ってくれる人が身近にいたとしたら、それはそれで問題かも。
愚痴の言い合いって傷の舐めあいなんですよね。
もし愚痴合戦をする相手がいるなら、むしろ危険。
自分たちの人生の質を下げる事に協力しあう仲になってるわけですから、改めた方が良いと思います。
まぁほとんどの人は、愚痴を聞かされても、まともに聞いてないだけでしょうけど。
愚痴は言うより「紙に書き出そう」:筆記開示
で今回オススメするメソッドは筆記開示。
紙に思考をどんどん書き出していくというメソッドで、科学的なデータもしっかりしています。
愚痴を言わないと、ストレスが溜まってしまう!という方はこの方法でストレス発散させてください。
やり方は簡単
- 不安やイライラした事を紙にひたすら書きだす。
- 10分~20分(研究データによってばらつきあり)続けると良し
- 書いた紙は捨てても良い。
- PCやスマホでも可
こんな感じです。
テスト前にこの行為をすることで、不安が減って成績が向上した、なんてデータもあるので不安やイライラが脳に与えてる影響ってのは現実にデメリットもたらしてるのがわかるはず。
嫌なことがあったら、さささーっと紙に書きなぐって、ポイ!です!
個人的に嫌なことに対する対応は筆記開示がベストだと思うのですが、
その他日頃からのストレス対策としてオススメなのは…
- 運動
- 瞑想(マインドフルネス)
- 読書
このあたりですかね。これらは、キーストーンハビットとしてよく取り上げられるもので、ストレス解消以外のメリットも大きいのでオススメです。
愚痴は「言う」より「紙に書け」:まとめ
ということで、愚痴は言うより紙に書いて捨てておけって話でした。
愚痴を言って人間関係を悪化させたり、ネガティブ探し回路を脳に作ったり、時間を無駄にしたりするくらいなら紙に書いた方がマシです。
お試しあれ。
ボクも最近不安からくるストレスがちょっと大きいので、対処していきたいなぁと、思っております。この記事書くまで筆記開示の事忘れてましたわ…。
参考リンク
Writing about testing worries boosts exam performance in the classroom. - PubMed - NCBI