昨今アーリーリタイアとか、セミリタイアとかよく聞くようになった
僕も、一時期はそれを目指してたけど最近はそうでもない。
もともと自営業でセミリタイア状態が続いてたのであまり気づいてなかったという方が正しいのかもしれないけど。
リタイアはやることがない
どんなリタイアにせよ、結構リスキーだと思う。
特に、メンタル的に。
ぐうたら家でゲームして過ごすみたいな事を耐えるのはある種のスキルだと思う。
人間は社会性によって反映してきた生物だと思うので、自分が孤立してる状態、他者への還元ができていない状態は結構ストレスだったりする。
ゲームをするにしても、他者貢献があるゲームをする事でそれは解消できるかもしれない。
たとえば、MMOなんかはその一つで。「俺がいなければ」と本気で思えるなら、社会の一員である感覚を失わなくてもすむ。
でも、ほとんどの大人はそういう思考を持っていない。
デジタルネイティブやゲーム中毒以外は、難しいと思う。ただこれは感情現象の話しなので、ゲームで社会貢献感を満たしたいなら、認知行動療法で意図的にそうすることも可能だろうけど、ぶっちゃけそんな事するくらいならボランティアにでも行った方がいいと思う。
楽しいとはなんだろう
楽しいってのは、なかなか言葉にしづらいけど。
生きている感覚を味わうために、他者貢献ってのは非常に有用だ。
坂口恭平という人がいる。

- 作者:坂口 恭平
- 出版社/メーカー: リトル・モア
- 発売日: 2019/11/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)

- 作者:坂口恭平
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2014/11/28
- メディア: Kindle版
変わった人だ。
自身が躁うつ病らしい。
この人は一人で「いのちの電話」まがいな事をやっている。
これは他者貢献だ。
自分が躁鬱である事で、楽しい事やりたいことをする事で負の気持ちから解放される事をしり、それを探す手助けをしている。
相手のためだけではなく自分のためであるという事も、口外してる。
人との関わりというよりも、誰かの役に立つ感覚は大切だ。
昨今、オキシトシンという脳内物質が健康効果が高いことがわかっている。
これは親切な行為をした時に出る物質

- 作者:デイビッド・ハミルトン
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
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- メディア: 単行本(ソフトカバー)
人を助ける事。人と関わることの大切さを思い知らされた。
リタイアより、小さい事業をすること
お金の問題も、社会へのつながりを解決するなら
リタイアしてゲーム三昧、映画三昧を続けるより
小さい事業をもって、小さく暮らしながら、何かをする方がいいと思う。
手順としては
- 生活コスト削減
- インデックス投資で不労所得の確保
この2つをしっかり行って、後は事業の収入で生活費をまかなえるようにしていけばいい。
その金額は環境によってまちまちだろうけど。
投資資金がおおければ、事業にかかる負担は小さくなる。
完全リタイアは間違いなく、脳を殺すと思う。つまり健康も害するという事。
とはいえ、非雇用の立場というのはなかなか厳しいものがある。辛い時に簡単に休めないし、嫌な人間関係もある。
だから、小さい事業を持って、のんびりやるのがいいと思う。
えらてん氏は当たりやみたいな事をやっているので、苦手ではあるけど、彼の「しょぼい起業精神」は、生きやすく生きるためには大切な思考だと思う。

- 作者:えらいてんちょう
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: Kindle版
僕の事業は、漫画だ。
最近、ネットサーフィンから離れて、余計な情報を入れずに、漫画を読んだり、映画を見たり、Podcastやラジオを聞いてる。
いままでネット情報をひたすらおいかけてた頃に比べると時間の流れがすこぶる遅くなったように感じる。
ぼくはこれだけでいい。
毎日数時間漫画を描いて、漫画を呼んで、ラジオを聞きながら落書きをして、夕食食べてから映画を見る。面白かった作品についてはぼんやりPodcastに録音して垂れ流す。
これだけて満足して生きていける。
高級マンションも、高級車も、高級なお肉もいらない。
スーパーと楽天があれば満足できる。
小さく、シンプルに、楽に生きる。