DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)については、異なる言説が多く見られるので実際どうなのかよくわからない所ではあるものの
「ボーッとする事」は重要だという事はたしからしい。
マインドフルネスはDMNを止める事で脳疲労を回復させるって話だけど、DMNは脳の中で情報処理が行われる時間でもあるという事で脳機能を健全に保つためには重要な役割でもあるらしく、なんとも「どうすりゃええねん」感が拭えない。
あまりごちゃごちゃ考えてても仕方ないのでDMN云々かんぬんはおいておいて、「インプットを止める時間の重要性」として捉えてみると考え安くなる。
耳学は脳の情報処理の時間を奪う
オーディオブックやYou Tube音声コンテンツでの学習はわりかし主流になりつつあると個人的には感じているんだけど
いかんせん「休む時間」ってのが無くなる。
19年あたりからオーディオブックやYou Tubeを使う事が飛躍的に増えて、ソレ以前はオーディオブックだけだったから、さすがに一冊の本の情報を常に聞き続けるというのは困難だったため、一日中聞いてるなんて事はなかったんだけど、You Tubeが入ってきた事で完全に「一日中」なにかしらをインプットしてるのが当たり前になっていた。
そして、19年中頃からの急激な集中力低下と不眠。
これは何か関係があるのかもしれない。
不眠に関しては運動量を調整する事で解決してきたし、それに伴って集中力も一定量増加してきたように思う。
それでもなんかモヤモヤが残る。
そこで、Scrapboxをウロウロ見返してたら、DMNの存在が出てきて改めて調べ直してみると、やはり「ぼーっとする時間」は重要だという結論に至った。
学んでるかわりに生産性を低下させてしまうかも
耳学の普及で知識の価値というものが相対的に低下してきたと思えるほど、簡単に情報のインプットが可能になった。
しかし、生産性というやつは、アウトプットであってインプットではない。
休息時間を設けないほどのインプット過多によって発生する脳の処理能力低下は、結果的に生産性を低下させているのではなかろうかーとかそんな事を思う。
対策
- Bluetoothヘッドフォンの使用を一時停止(常に何かインプットしようとしてしまうから。
- 家事や雑務は無音で
- ウォーキング中のインプットの停止or削減
- 仕事の休憩中は無音にする。音楽もラジオも停止。
この辺りを行って様子を見る。
もちろん、運動量の管理をして、必要運動量はきちんと確保。運動は小細工なんかより簡単でインパクトがある、超大事。
場合によっては、皿洗いマインドフルネスなどを織り交ぜながら、調整してみる。
前回の話に続くけど、知らない事が多いからできないのではないという事を理解しないと。裏技なんてない。
出来る事をコツコツ増やすしかない。そのためにも脳のリソースの使い方は時間の使い方と同じものだと捉えて、インプット過多で脳を疲弊させて、アウトプット量が減るようなそんな事態を招いてはいかんのだと思うのでした。
このブログ終わるまで後一年くらいになりました。ちゃんと書く気力がないので、有料更新はおそらくしません。

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