今更ながら、バック・トゥ・ザ・フューチャー見ましたので感想。
終盤のカタルシスすごかったです。
タイムスリップものの原点に触れられました。あらゆる作品はパターンの上にあるという事を体験したいなら未視聴の方は是非。
これみたら、あれもこれもココからか…ってなる感じ。
それを体験すればまたベタの有効性とか、作品にふれる事で作品の質を挙げられるという意味を知覚できるかも。
バック・トゥ・ザ・フューチャーあらすじ
友人であるドクが開発したタイムマシーンで過去に飛ばされてしまうマーティ
そこで自分の両親に出会い未来が変わる接触をしてしまう。
過去のドクに出会い、未来に戻るための作戦は立てたものの
両親達の仲を取り持ってから出ないと、自分が消えてしまう。
しかし母親はマーティに惚れてしまっていて、さてどうするか。ってな感じ。
バック・トゥ・ザ・フューチャーは古き良きSF作品が好きなひとにおすすめ
まぁそういう人は…もう見てると思いますけど。
良きSF作品って感じですね。
携帯電話も無い時代。というか1985年はボクの誕生年ですね。
DVDやネット配信がなければこの時代の作品を見る事もできなかったと思うと
タイムスリップというお題の映画であるがゆえに感慨深いものがありますね。
バック・トゥ・ザ・フューチャーのカタルシス
※※※ ここからは若干のネタバレを含む可能性がありますので、作品をご覧になっていない方はご注意ください。
見どころはとにかく終盤でしょう。
ここがとにかく熱い
父親の成長からの未来に帰る事ができるのか…そして無事帰れたもののドクの命は?
という流れのカタルシスがすごい
こんなに盛り込んでいいのってくらい盛り込んでましたね。
エンディングって大きい問題一発解決してすっきりって感じが多い中
これほどカタルシス感じる演出を盛り込んでいても飽きさせないってすごいなぁと。
1985年の作品でこの出来。
そりゃこじつけで脚本術のフレームワーク作りたくなるのも無理はないかと。
ボクは脚本術若干否定派なんでね。
でもその気持ちが本当にわかる作品ですね。
でも序盤は定番の脚本術からずれてるし、作品内での主人公ポジは父親がやってるしやっぱこじつけ脚本術のフレームワークは無理あるよなぁと。
まぁそれはいいか。
とにかく一人ひとりのキャラクターがいいですね。
やっぱ脚本はキャラだと思いますよ。うん。たぶんね。
バック・トゥ・ザ・フューチャーから見る脚本
とは言え、脚本の話も少し。
主人公ではなく父親の変化が主題ですかね。父親が成長役を担っているというか。
物語は成長を表現してこそなんですが、この作品で成長したのは主人公ではなく過去の父親ですよね。
主人公は変化した…のか?うーんしてない気がするけど。
二回見たらなにかわかるかなぁ。
こういうパターンもあるんだなぁと。
でも過去へのタイムスリップものって基本こんな感じですよね。
主人公は狂言回しというか、援助者になる感じの。
というかその過去タイムスリップものの原点みたいな作品だと思うので、この後の作品がこれのオマージュ的なものなんでしょうけど(映画史は詳しくないので、これより先に同種の作品があるかもしれませんが)
過去タイムスリップもののパターンを学習しましたよ|'ω'|!
自分はこの作品を通してどう生き方を変えるか
「テープを送って(レコード会社に)はねられたらって、それを思うと怖いんだ」
「自分の書いたものは、まだ誰にも見せたことがないんだ。ーお前には才能がないななんて言われたらショックだからね。」
マーティと父親のセリフですが。
自信の無さが遺伝しちゃってるってシーンですけど。
これ誰にでもあると思うし、共感したポイントです。
でも以前も引用したLifeHackerの記事ですが、同率勝算の規則。
「同率勝算の規則」に学ぶ。多作が才能に勝つ理由 | ライフハッカー[日本版]
何事もやらねば何も得られませんからね。
結果父親は、ラストマーティがタイムスリップから帰ってきた世界で小説を出版してるわけですが。
自分がなにかを表現する時、その恐れは誰でももってる。
持ってるけど、
出さなきゃ良いか悪いかわからないし
フィードバックも得られないから成長もできない
主題がタイムスリップで熱い展開野中
小さいシーンですがボクには響きました。
怯えず作品作っていきたいですね。