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アメリカ集中投資は「敗者」になるリスクを確実に上げてしまう

この30年、たしかにS&P500はすごかった。

下落時に新興国株がリスクヘッジになってないのもわかってる。

それでも、世界の時価加重のバランスがどうなるかは誰もわからない。

ランダム・ウォーカーのマルキール氏も、敗者のゲームのチャールズ・エリス氏も、株式投資の未来のシーゲル教授も、みな全世界分散を勧めてる。

「米国一点投資でよい」という情報が輝いて見えるのはおそらく確証バイアスだと思う。そういう情報を集めてしまうんだろう。

米国集中投資については、有名投資ブロガーが推してる事もあり人気がある。

でもこれはまずい傾向なんじゃないだろうか。

投資の世界で、日本人はいつもババ抜きをさせられてきた。今回もそうなのではないか。

ETFランキングでS&P500が上位にある事とアメリカ一点でいいという事はイコールではない。

Largest ETFs: Top 100 ETFs By Assets | ETF Database

VEA、VWOもちゃんと上位にランクインしてる。債権ファンドのAGGやBNDも入ってる。

国際分散をするには、VTIやVOO + VEA + VWO で成り立つわけだけど。

VTI一点買いでOKとか、VOOでOKとか。そういう事を実際に行ってる人はどれだけいるんだろう。

もし、仮に、もし仮に

米国一点が結果として「負け」だとしたら

まさに敗者のゲームだ。

分散しない事を勧めてる経済学者はいるのだろうか。

すすめてるのはブロガーと、バフェットをはじめとした米国最高の市場で成功を収めた投資家達。

これはただ、ここ数十年の結果による生存者バイアスじゃないのか?ハロー効果じゃないのか?データは過去のものだし、世界市場をアメリカが地位を獲得していくという過程で成功したわけだ。

これからそのバランスが崩れる事で30年後「インドを買っておけ」という話をしている人がいるかもしれない。

未来なんて誰にもわからないんだから。

とにかく、敗者のゲームに書かれてる通り、株式投資では「ミス」をしてはいけない。ミスをしたものが敗者になる。

一点投資は「ミス」の可能性をあげるが、全世界投資は最大リターンは得られなくても、ミスは起こらない。

S&P500のリターンはすごいが、全世界分散(MSCI-ACWI)やVTのリターンで十分じゃないか?

使い所が若干違うんだろうけど、最高リターンをもとめると敗者になりかねないから「頭と尻尾はくれてやれ」ってやつでいいのでは

全世界分散をするのがベターじゃないのかな?

自分が取った戦略がベストだったかどうかは、未来にならないとわからない。

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理

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株式投資の未来?永続する会社が本当の利益をもたらす

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敗者のゲーム〈原著第6版〉

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