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セミリタイアーにおすすめ:エピクロスの哲学

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エピクロスについて軽く触れて

これめっちゃセミリタイア人向けやん

と思ったのでまとめ。

エピクロスの哲学は快楽主義

エピクロスは快楽主義という位置づけの哲学者です。

快楽主義は誤解されやすく、エピキュリアンなどといって揶揄されたりするのですが。

エピクロスの快楽主義は

  • 本質的に必要な欲を求め
  • 心の平穏(アタラクシア)を大切にせよ

という考え方です。

その場その場の欲求に忠実であれという哲学ではないということですね。

もう少し詳しく見ていきます。

3つの快楽基準

エピクロスは欲求を3つに分類したそうです。

  1. 自然であり、必要不可欠な欲求
  2. 自然であるが、必要不可欠ではない欲求
  3. 自然でもなく、必要不可欠でもない欲求

1は言わずもがな。食欲や睡眠欲、といった絶対に必要なものですね。

3は、過剰な承認欲求、金銭欲、マテリアリズム(物質主義)的なものでしょう。

2は、難しいですが1と3をの中間点という感じ。自然性を優先するので、1に近いけど、まぁなくても生きてはいけるよね的なものですね。過剰な食欲、食事や、怠惰欲も2ではないかと。

エピクロスの快楽主義は3のような欲を捨てて、1のような欲を大事にして、心の平穏を得た生活を送る事を主張したものだそう。

自分の価値観の中で必要な欲求を大切にして、世俗的な道楽や価値観に溺れずに慎ましやかに生きる。

まさに、セミリタイア思考にベストマッチではないでしょうか。

際限の無い欲から離れ、心の平穏を保ち生きること

金銭欲と承認欲求は際限がないと言われています。

最近橘玲さんがTwitterで「最近のスクールカーストはSNSのフォロワ数や再生回数で決まるそう」なんて話をツイートしてましたが、SNSでの承認、他者からの反応は3に当たりますね。無くても生きていけるし、不自然なものなので。

あたらしいテクノロジに振り回されて生きるくらいなら、こういった欲求を捨てて、必要最低限を大事にして生きる事の方が本来の人間らしく十二分に幸福感をもって生きられるわけです。

世の中の、とくに日本は拝金主義ですし、多くの資本主義国家は人間の際限のない欲が原動力となり国が大きくなるという仕組みになっています。必要不可欠なものだけでは消費は鈍化しますので仕方のないことですが。

その結果、労働階級の人間はより働く時間を奪われていくわけです。

現在の資本主義の仕組みはもともとこういうものなので、仕方ないのでルールを理解してどうすべきかの選択をしなければいけません。

資本主義化でお金から自由になるには3つのルールがあります。

  • 稼ぐ
  • 節約
  • 運用

セミリタイア志願者、実践者の多くは、節約倹約を徹底して、次に運用し、稼ぐ時間を最小化という形をとっている人が多いようですが。

これはまさに、エピクロスの哲学が示している通りの生き方ではないかと思います。

生活コスト、支出が増えれば、稼ぐ時間がより必要になるし、将来の心配もしなければいけなくなりますので、節約倹約は必須です。とはいえ、「心の平穏」を求める上でやりすぎは禁物。

運用は資本主義経済の仕組みであり、東インド会社ができてからの話なのでエピクロスの時代にはここまで一般化されていたのかボクは知りませんが、稼ぐ時間を減らすためには効率の良い方法の一つですね。

働く時間はただ減らすといっても、やり方は複数あるのでここでは割愛しますが、生活コストが減れば必然的に必要なお金は少なくなるので、働く時間の絶対数は減りますね。

際限の無い欲に振り回されていては心の平穏なんて遠ざかるばかりですからね。

死への恐怖を克服する事

エピクロスは、心の平穏のために死への恐怖の克服も重要であると残しているようですが

今回はセミリタイア人向けなので、これはまた別の話にしたいと思います。

エピクロスの死生観は

自分の死は生きているうちには存在しないものなので、考えなくてよし

ってな考えです。個人的に非常にしっくりきてます。長くなるのでまた今度。

まとめ

不要な欲から離れ、今を生きよ。

エピクロスの哲学を短くまとめるなら、こういったまとめ方で良いのかなと。

エピクロスの哲学は快楽主義という名前のせいで誤解されがちですが、セミリタイアをする上での指針となるのではないでしょうか。

哲学について学びはじめたことで、自分で考えること、自分の価値観を持つことの重要性を再確認させられました。

ただ、常識だからと考えることを放棄することは、過去の誰かが作った価値観に縛られる事と同義ですからね。

文明の発展に寄与して自己を自己の外に見出すタイプの人間は、常識を考え直すより、文明発展のために努める方が社会的にもありがたいのでしょうが

最終的に人は自分と向き合い、終わりを迎えるので、哲学は全人類必須だと思います。

ただ、資本主義を効率的に回すためには、内観より承認欲求や金銭欲に執着し、SNSのフォロワを増やす事に躍起になるような人が増える方がありがたいんでしょうけどね。

定期的にワークとして

  • 自分の欲は、自然で必要なものかどうか、振り分けてみる

と、良いかもしれません。

ボクは先程、早速やってみたところ、人とのつながりがないスマホゲームを全削除するという結果にたどり着きました。