※当記事は自殺を推奨するものではございません。
「多くの人に看取られながら死にたい」という欲求は僕には無いのですが
何やら世間にはそういう欲求があるそうな。
それが幸せな人生なんだそうな。
僕は、自分が死ぬ時は、ゆっくり一人で死という一度しか体験できないイベントを満喫しつつ死にたいと思うのだけど、世間はそうではないらしい。
さて、多くの人に看取られながら死ぬにはどうするべきなのだろうか。
- 解決策1:孤独死を避けるには早く死ぬのが一番
- 解決策2:孤独死を避けるには成功したピークで死ぬのもおすすめ
- 自分の事しか考えない件について
- 家族と暮らしていても孤独死する
- まとめ 孤独死対策:多くの人に看取られながら死ぬ方法
解決策1:孤独死を避けるには早く死ぬのが一番
早死しましょう。
おすすめ。
世間一般では「早死は悪」とされてるそうですが、僕はそうは思っておりません。
死=悪という概念は社会を存続させる上での、不理解要素を排除したいという人の心理から誕生したクソ思想だと思っております。
人間は当たり前ですが、いつか死ぬのですから、死を悪とするならば、「人間終わる時はすべてクソ」という事になります。
終わり良ければ全て良しという言葉がありますが
ソクラテスは自ら毒人参を飲み、カントは「これで良し」死にました。
死の本質的な怖さというのは、わからない事の恐怖であり、過去未来といった時間的空想における喪失感によるものではないと考えています。
ー閑話休題
早く死にましょうの話しに戻します。
老いれば看取ってくれる人はほぼほぼ減る
老いれば、それだけ子供や孫は忙しくなっていきますし、友達連中も身動きが取れなくなってきてるでしょうから
老いて尚、多くの人に看取ってもらいたいというのは困難を極めます。
それに比べて、早死は
「可愛そうに」という同情を誘いやすいため、多くの人がお見舞いに来てくれるでしょうし、子供も、孫もまだ時間もあるだろうし、小さくて可愛いかもしれません。
早死こそ、「多くの人に看取ってもらうためのソリューション」と考えるのは誤りではないでしょう。
解決策2:孤独死を避けるには成功したピークで死ぬのもおすすめ
深く語りませんが、成功したタイミングは人がたくさんいるので
人生で今ピークやなってくらい、仕事や人間関係がうまく言ってるタイミングで死ぬとたくさんの人に看取られます。
これも対策案になるでしょう。
自分の事しか考えない件について
「早く死んで自分の感情を満たすなんて自分勝手」
「小さい子供を残してていくのは辛い」
といった思考が、早死に対して頭をめぐるのは当然でしょう。
しかし他人の問題は他人の問題というのが、アドラー的思考である通り、残していく人の事なんぞ考えてるときりがないのです。
ぶっちゃけ、
親が死んでも子は育ちますし、それによって人格が破綻するという原因論的考え方は、むしろ差別的で、母子家庭父子家庭の人間を卑下しているに過ぎない。
あなたが早死したところで、子供は元気に自分なりに最良の選択をして、成長していきますのでご安心いただければと思います。
早死論の何が自分勝手なのか
そもそも何が自分勝手なのか
というと
もとより「死ぬ時は多くの人に看取られたい」という思考がもはや自分勝手で
これには「老いても尚」という修飾語が無意識的についているに違いないのだろうけど
現代社会をみるに、老人は敬いましょうというものが、個人の感情を超えて社会道徳として成り立ってしまい
その社会道徳を制御するために、若者世代が苦境を強いられているわけで
これは社会的にその容色を強める事で、個人、家族単位で更に重荷となっています。
我が生きる上で、そうありたいならソレに見合った対価を提供するべきですが
そうありたいという欲だけを出して、何も提供しない老人を
誰が看取ってくれるのでしょうか。
※あくまでも自分が看取られるが側(主観)の場合の話しです。
家族と暮らしていても孤独死する
家族がいれば孤独死しないと思っている無思考者がおります
そもそも孤独死を悪いと全く思ってない僕がいうのはアレですが、
家族がいても死に気づいてもらえないというのは、普通にありえる話しで。
- 一人で自室で死んで、3時間後に見つかった場合
- 一人で自室で死んで、3日に見つかった場合
さて、どちらが孤独死でしょうか。
正解はどちらも孤独死です。
どちらも死の瞬間は一人なので。
そして、上も下も、「自分の認知は消滅した後」なのでここに主観的感情が介入する余地はありませんので、平等に扱って良い問題です。
客観的には後者は「かわいそう」だと感じるのが人情ですが
そもそも本人は死んでいるので、どっちも一緒ですね。
これわかんない人はいないはずだけど、なぜかコレを真剣に議論するバカもいるのが笑える話しで。
カント以後の哲学は形而上学についてと現実問題についてしっかり切り分ける動きが出てきましたが、哲学しない人は形而上学と現実問題を一緒くたに考える人は普通に存在するので、ちゃんと切り分けましょう。
というか東洋哲学は仏教を始め、ほとんど現実問題への理解に務めるような思想が多いので、日本人の癖に形而上学ばっかやってんじゃねぇって話しですが。
まぁ不安を煽りやすいですし、不安はバカな行動も含め、行動を起こさせるので、お金につながるんですよね。(広告運営してるところは不安を煽るとお金が儲かるというやつの話しです)
だから、孤独死とか、早死とか、死に対するキーワードってよく利用されるんですよねぇ。
まとめ 孤独死対策:多くの人に看取られながら死ぬ方法
- 1:看取られて死にたいなら子供や孫ができたタイミングで早死
- 2:人生で成功したピークで死ぬ
- 孤独死って何か、本当に不幸なのか、もう一回ちゃんと考えたら?という問題提起
おわります。

- 作者:石川文康
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