メンタルハック再学習中ですよーって話をここ何日か書いてまして
ブログの記事は基本予約投稿で1日一本くらいのペースで投稿してるので結構時差があるんで、アレなんですが。
ここ数日、完全にメンタルハックがブレイクスルーおこしてます。
メンタルハックブレイクスルー体験
要は腑に落ちたって話。
腑に落ちたきっかけはメンタルハック、というか心理療法とはなんなのか
という事が自分の中で概要化できたからですね。
今までは、ネガティブをなんとかするとか、精神的平穏を…とかそういう「目的」をもって取り組んでたんだけど
仏教哲学でもあるとおり、「あるがまま」がメンタルハックを望む目的であり、その状態が人生の価値である事に得心した事で、ブレイクスルーが起きた感じ。
メンタルハックってなんすか
メンタルハックの現在の僕の認識の概略ですが。
- 価値を明確にして、感情をそのままに、その方向に進む。
ってもの
もう少し分解すると
- 価値を明確にする
- 認知行動療法の基盤:ABC理論を学ぶ
- 認知の歪みを知る
- 自分にあったメタ認知トレーニングを探し、日々実践
- 実践を通して感情、思考との付き合い方を変える
- 感情はそのままにして、価値に根ざした行動を取る
というもの。
これは森田療法でいう「目的本位」な生き方で
仏教でいう「する生き方(Doing)」ではなく「あるがままの生き方(Being)」な生き方
というやつ。
メンタルハックはどう学ぶべきか
これが厄介なところ。
現在、僕が体験してきた結果としては「ACTを学んどけばよし」って事になるんだけど。
それは他の認知行動療法や哲学(仏教含め)の土台があるから言える事かもしれない。
だから、ACT本だけ読んでACTを実践する事で今の自分が感じてる、ブレイクスルー的な体験を得る事ができるのかはやはり謎。
理解なんて人それぞれだし、僕自身、最初にACT本を読んだ時は、その辺に転がってるメンタルハック本と同じか…程度にしか思えなかったから。
現段階の心理療法では、最終的にはCBTやACTが解になる道筋になるんじゃないかとは思うんだけど、合う合わないは個人個人の差がありますからね。
なんとも難しい。
概略として学ぶ順番については、上の概略を参考にしてもらえれば、よしとして。
学んで置くと、心理療法やメンタル改善の道筋が見えるかもねってもののまとめとしては…
- 認知行動療法/CBTについて(特にABC理論と認知の歪みの代表10個)
- マインドフルネスとは何かを知る事(利益優先のビジネスライクのものではなく
- ACTや森田療法、仏教哲学を通して「あるがまま」の概念と「自己(存在)と自我(思考)」の概念を掴む
これが重要なポイントになるかと思います。
自分にあった「メタ認知トレーニング」に出会えるかどうか
最後に重要なところは、これかなと思います。自分にあったメタ認知トレーニングに出会えるかどうか。
先日「牧草地のメタファー」の記事を書きましたけど。
メタ認知トレーニングってのは究極的にはACTの脱フュージョン/拡張/接続すべてのプロセスがソレにあたります。
牧草地のメタファーは脱フュージョンと拡張の手順を担ってるので、割と一石二鳥な感じがするなと思って、自分は使ってます。
他に脱フュージョン/メタ認知トレーニングは
- 単純に10分程度の瞑想をする/深呼吸でも可
- ボディスキャン
- ストレッチしながら呼吸をする(ヨガ的な感じ
これらはリラクゼーションとしても使えるので疲れを取るつもりでやるのもいいですね。
突発的に使えるのは
- フライオンザウォール(自分を壁のハエだと思う(別にハエじゃなくてもOK
- 私はバナナだ法( 変なものに自分を投影すると深刻に考えるのがバカバカしくなる
- …と考えた/思った 法 ( 客観的に事実のみを思考する
- 手をグーパーしながら「俺はグーパーすることができない」と声に出してみる(当然できる行為をできないという事で思考と現実の絶対的繋がりが無い事を確認する
- 感情の擬人化 (映画インサイド・ヘッドみたいな感じ
- 感情の点数をつけまくる。(VASを常時やる感じ。紙に書き出しても可
など、色々あります。
これらを脱フュージョンの部類に入るメタ認知トレーニングとなると思いますが、その辺の定義ははっきりしておらず
定義がはっきりしない理由は、ACTの3つのプロセスはマインドフルネスストレス低減法では一つのように感じたり、認知行動療法では紙に書くという落ち着いたプロセスで行うのでリアルタイムでなかったりと、用法が療法によって違ってくるからですね。ただやることは「メタ認知で捉えて思考をシフトしたり感情と行動を切り離す」という所にあるので、
まぁ細かい分類はとりあえずおいておいて、「メタ認知トレーニング」と捉えておくほうが細かい事考えなくていいからいいんじゃないでしょうか。
とりあえず僕のオススメは
- 牧草地のメタファー
- 筆記開示
- 重い出来事があったら、腰を据えて認知行動療法のワークをやる
- 日々、瞑想やボディスキャン
- …思った/考えた法 で思考や雑念の存在をただ事実として捉える
この辺が自分にあってるなと思います。
結局メタ認知トレーニングってなんなの事に関しては
- 心がぶれたら、それに気づいて、自分の「価値の道筋」戻すを繰り返す事
って事。だから瞑想苦手なら別にしなくてもいいんですよ。
ブッダは瞑想そんなやってなかったんじゃないの説みたいなのもあるそうですし。マインドフル=あるがままを実践できればいいので、飯を食う事ですら歩くことでも、仕事も会話も、コツさえつかめばマインドフルにできますからね。
メンタルハックのブレイクスルーがおきた件のまとめ
なんとも掴みどころがなくて申し訳ないのですが、「理解」ってのには個人差がありますからね。
併読的に色々この辺の書籍や情報を読んでれば、つかめると思います。
心理療法の概念を理解して、メタ認知トレーニングを続けてれば、割とものの見え方は変わります。

幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門 (単行本)
- 作者:ラス ハリス
- 発売日: 2015/12/17
- メディア: 単行本

- 作者:藤田一照
- 発売日: 2019/06/28
- メディア: Kindle版

- 作者:デビッド・D・バーンズ
- 発売日: 2013/07/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)

- 作者:岩井寛
- 発売日: 2015/10/23
- メディア: Kindle版