
セルフ・コンパッション:最良の自分であり続ける方法 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
- 作者:有光 興記
- 発売日: 2019/12/12
- メディア: Kindle版
↑読んだ。
マインドフルネス×セルフコンパッション
マインドフルネス重要やで~ってのはよく言われてるけど
マインドフルネスの「感情や思考の受容」ってのは簡単ではなーい!
そこで、注目するのが同じく仏教初の概念、セルフコンパッションやで!
みたいな本。
マインドフルネスとセルフコンパッションはどっちがよしって事ではなく、どっちも大事で、相互関係にあるらしい。
セルフコンパッションとは
自己受容的なやつです。
コンパッションは、仏教では智慧と並んで仏陀になるために必要とされるものであり、「思いやり」「優しさ」とは異なる。仏教のあらゆる人の幸せを願い(慈)、あらゆる人の苦しみがなくなることを願い(悲)、あらゆる人の幸せを喜び(喜)、偏りのない平静で落ち着いた心(捨)という有り様こそが、コンパッションである。
らしい。
どうやって鍛えるんすか?
慈悲の瞑想です。
慈悲の瞑想は前から何度か取り上げてきたけど、いかんせんうさんくささがハンパないので、詳細はこの本読んでほしいですけど。
自分や他者の幸福や、平穏、安全や、苦痛からの解放を願う、祈りみたいな瞑想法ですね。
一日5分、10分、瞑想の時間を慈悲の瞑想に割り当てて、セルフコンパッションを高める事に時間を使えば、マインドフルネスも向上して、一石二鳥かなと。
他にもセルフコンパッション書籍には日記についても書かれてて、それはリアプレイザル的な手法を用いて思考の改善を測るというヤツなんですが、心理学的な解説や、具体策がみたい人はぐぐってみると、いいんじゃないでしょうか。
日記については、ストア哲学の書く瞑想を実践してるので、その中に思考や感情のリアプレイザルを取り入れてもいいかとは思うんだけど、なんか慰め記録みたいになってしまいそうなので、僕は、慈悲の瞑想だけにしておこうかなと思います。
この手の話でよくあることで、パレオさんのとこみてても思う事なんだけど、
ワーク多すぎて何が何やらわからん
ってなるので、1つ2つに絞ってしまうのがいいかなと思います。
よく出てくるメントレワークの日記と瞑想、どっちもやれそうならやればいいし、一気に習慣増やせないよって人はどっちか一つを少しずつ習慣化していくのが良いかと。
おわり
マインドフルネスの重要性は理解してたものの
雑念や不要な思考に蓋をしよう的な使い方をしてしまう事があったのも事実。
もうちょっとセルフコンパッションの概念を理解して、積極的に取り入れていきたい。
それと、
個人的には、マインドフルネスよりセルフコンパッションの方が早く効果を実感できるかもしれないなーと感じてます。
マインドフルネスは、とっさの時にメタ認知を失えばその価値を失いますけど。セルフコンパッションは日々言い聞かせて行く、アファメーション的な側面がありますので、慈悲の瞑想をもって、なんでも無い時間に平穏を取り戻す事ができますし。
孤独のもやもやとか、コロナで自由が減ったイライラとかそういったものへの対処は、マインドフルネス単体で目指すより慈悲の瞑想でセルフコンパッションと一緒に高めていく方が効果高いんじゃないかなぁとか。
まぁ、上述下通り、相互作用によって効果が増すものなので、どっちもどっちで大事。
とはいえ、慈悲の瞑想なら一石二鳥でどっちも鍛えられるっぽいので、慈悲の瞑想コツコツ続けつつ、無心になりたい時にマインドフルネス瞑想、って感じでやると良いのではないかなーとかそんな感じ。
僕はしばらく、慈悲の瞑想+歩行瞑想でメントレやってきます。

- 作者:クリスティーン・ネフ
- 発売日: 2014/11/26
- メディア: 単行本