金は職業道楽の粕(かす)である。
幸福になりたければ、職業の道楽化せよ
本多静六氏の 職業道楽論とは
「人生を幸福にするには、職業を道楽化するのが大事だ」って論。
今で言うと
好きな事を仕事に~とか、楽しい仕事を~とかそんな感じ。
しかし
現代も、静六氏の時代もそうだろうが
好きな事だけやってお金が稼げるわけがない。 金がなければいきていけない。
と考える人も少なくないし、現実問題としてこの問題は存在する。
ただ、この論は正しい事は間違いがない。
僕らは多くを見誤る。
僕らが目指すべきは
- 金を稼ぐこと
ではなくて
- 人生をより幸福に、より楽しく生きること
だ。
しかし、テレビやメディアで出ている幸福像は消費に偏っており、
それに魅了されている 楽しく生きるとは、より多くの消費をすることではなく
より、今に集中することだ。 それ故に、職業を道楽化するとは、より多くの時間を目の前の行動できる事に向ける事ができ、この論は的確だと言える。
金は所詮、遊んだあとの残りカス
僕は高校の頃音楽をやっていて、その頃は
「貧乏でも、音楽さえ(好きな事)やれてれば、それで十分だ。」
という思想をもっていた。
それがいつしか、ネット依存になって、消費中毒になり
崩れていた。
最近もそう。
セミリタイアとかFIREとか、まぁ生き方としては間違いではないし、今もお金に縛られないという事を目的にする事は重要だと思っているけど
それそのものは目的でもなんでもない。ただの手段だ。
セミリタイアしたところで、人生の時間を消費に浪費を繰り返しているようでは、それは楽しく生きてるとは言えない。
流されて生きているだけだ。
貯金が1億あろうが2億あろうが、目の前の行動が楽しくなければそれは価値をもたないし。
収入が200万でも、生活が出来ていて、なおかつ楽しく生きられているならそれでもいい。
将来だのなんだのと、現在存在しない事に不安になってお金を稼ぐ事に躍起になったところで
それは不安をへらす事にしかならず、幸福とはほど遠い。
「金は職業道楽の残りカス」
この言葉を覚えておいて、
仕事を楽しむ事、楽しめる仕事を作る事を大事にしていきたい。