隠れて生きよ ~いのいぬ.com~

漫画描きが、漫画や絵の事、作品レビュー、セミリタイアなどについて書くブログ

物欲:自分の命もまた、一時的なものでしかない。:諸行無常

事物はただその一瞬の間、自然から貸し出されたものにすぎず

いずれ返す時がくる。

本書では時代もあり「神」を引用しているが、自然とか宇宙の方がしっくりくると思うけど、それでもいまいちこの感覚をつかめない人も少なくないと思う。

とは言えど、諸行無常。

物質は一時的にその形を取っているに過ぎず、常に変化しており、いずれエントロピーは増大し、その物質は散逸構造としての役割を終える時がくる。

時間は存在しない

時間は存在しない

生きているのはなぜだろう。 (ほぼにちの絵本)

生きているのはなぜだろう。 (ほぼにちの絵本)

  • あらゆるモノ
  • お金
  • 家族や親しい友人
  • ペット
  • 自分自身

すべて、一時的にその形をとっている物質、原子の集合体であり

これを我々は「所有している」と思い込むが、それはいずれ自然に帰っていく。

この事実を知れば、どんなものでさえも「失った」と思わなくて済む

はじめから、借りていたようなものだから。

エピクテトスはこんなふうに考えるそうな。

死すらもまた、ただ一時的に借りていたものを返すという結果に過ぎないと考えるか。

自然の一部である、僕たちは「僕たちである事」に執着し、それが永遠に保たれるかのように考える事もあるが

事実はそうではない。

どんなものでもいつか消えてしまう。

それは初めから、決まっている事。

与えられたのならば、返す日はやがてくる。

その宗教観や自然観、宇宙観をなんとするかは個人の自由であるとして。それが如何様であっても、事実は変わらない。

絶対的な事実、物理法則に抗おうとすれば、その事実と直面する時、自分の心を傷つける事になる。

僕らはいずれ死ぬ。大事にしている人も、モノも。この事実は受け入れて、受け入れた上で生きていくしかない。

抵抗しても無意味なのだ。その事実の存在を理由にニヒリストやペシミストになっても生きづらいだけ。

受け入れた上で、より善く生きていくしかない。