FIRE後の働き方について
自分なりに「月10万ビジネスを作る事を楽しもう」って結論に至ったのですが、その理由とデータなど。
4%ルールは一定確率で失敗する
これは測定年数によって様々で、リタイア年数30年で考えると5%くらいが失敗するんじゃないかと言われてますね。
詳しくは、下記のURLにFIRE後の切り崩し%によってどのくらいの確率で失敗するかって表がありますんでそちらをご参照ください。
60年となると、4%ルールだと10~35%くらいの確率で失敗してしまいます。
これを乗り越えるにはどうするか。
失敗しない方法は2つ
- 数年余分に働く
- スモールビジネスを作る
対策はこの2つがベターかなと。
前者はそもそも僕が会社勤めじゃないので、当てはまらない方法ですが、サラリーマンの方だとこういう形で補うのが一番手っ取り早いのかなと思います。
もちろん、その場合は職場での労働が、QOLにどのくらい影響してるかという事も重要になってきますけど。
とりあえず僕が選んだのは後者。
人はどうせ働く
これはよく言われてる事で、このブログでも書いてきた事だけど。
ほとんどのセミリタイアーは何かしら仕事してます。
無理なく程々にバイトしたりって人もいれば、ブログやYoutubeで情報発信したり、僕みたいな作家業もいるでしょうし、飲食店小さく経営したりしてる人もいるでしょう。
働くってのは、生きる糧にもなるので、ほどよく働くのが良し。
社会規範としての労働
市場規範、社会規範ってのは行動経済学でよく言わてることですが。
マーケットベースのつまり、お金や承認のための行動ってのは疲弊しちゃうんですよね。
でも、社会規範的な行動(人の役にたつ、とか楽しませるとかそういうの)は割と楽しめるし、自分がその行為そのものを苦痛だと思ってないのであれば、遊ぶような感覚で取り組めるはず。
僕は漫画家業をやっていますが、ずーっとお金のために働いてきました。
もちろん自分の好きなものを描くという前提はありましたけど、どうしても働くとなると市場規範的なモチベーションで働く事が中心になってしまう。
これは正直、金銭的にも仕事パフォーマンス的にも結局のところマイナスになってしまうんだけど、そんな事知ったの最近の話だし、過去の自分の考えは変えられないわけでどうしようもないが。
とりあえず現在は、社会規範ベースで創作を楽しめないかという事に意識をフォーカスしてます。
これはセミリタイア生活の生きがいのなさみたいなものを払拭する目的もあるけど、
僕自身がまた昔みたいに利益とか知るか!って気持ちでただただ好きなものを描くというモチベーションというか、気持ちを取り戻したいというのが一番の目的。
一度市場規範ベースになった行動を社会規範ベースに戻すのは困難だったりしますが、そこは生活費の問題を金融の知識でカバーできた事や、哲学を学んで浪費なくしても幸せを感じる事は可能であるという価値観を養ったことがきっと後ろ盾になってくれると思ってます。
そこで、新しく自分なりに小さい事業を立ち上げて小さくぼんやり稼いでいくみたいなスタイルで漫画を描いていきたいなと思って。
お金を「生活のための対価」ではなくて、「楽しんでもらえたかどうかの指標」として月10万くらいの規模の自費出版ビジネスを作り上げようというところを目的にしてみました。
どうしても他人の反応を測る方法が最終的にお金になってしまうのは、なかなか避けられないのがもどかしいものの
もうこればっかりは仕方ないかなと。
最近はSNSで好き放題漫画描いて、それで出版まで…って道もあるみたいだけど、そういうのは一握りなので
どこかに数値化された目標を置く時、「バズリ」を設定する方が個人的に苦痛な気がする事や
バズリは以前某SNSで著名人に名前を出された時にふぁびょるという経験上、自分の人生に悪影響である事を考えると
ここは「お金= 市場規範 と考えるより 社会規範の数値化としてお金という数字を利用する」という考えに切り替えようかと考えてみたわけです。
これはあくまでも個人的な話なんで、ナンノコッチャって話だよね。
まとめ
とりあえず。
- FIRE後の資産運用を失敗しない方法
- 1: しばらくつとめる
- 2:小さいビジネスを作る
- 個人的には→ 小さいビジネスを社会規範ベースで作り上げると生きがいにもなっていいんじゃない?
って話でした。
小さく働くってのは、生きがいにもなるし、セミリタイア後の資産を長持ちさせる防衛策にもなるしの一石二鳥なんで
やっぱこれがベターかなと思いますよ。おじさんは。
とりあえず僕は自費出版漫画と3D素材販売でそういう下地をちびちび好き放題やってつくってってみようかなーと考えてます。

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