みんながインデックス投資したらどうなるの?とか
インデックス投資しておけば誰でも儲かるんだから簡単ですよね。的な話聞くけど
実際は出来てない。という事が今回わかった。
今回の暴落でめっちゃ売っとるやつおる
最初の下落の時にフルインベストメントの人たち狼狽してないだろうなと漁ってから、しばらく立ちまして。
更に下落が続き、今はどうかなぁとざーっと流しで色々、You Tubeやブログを見てみたけど
めっちゃ売っとるやつおるやん…
って感じです。
まぁでも
- 売った方が正解だった
という結論になる可能性は十二分にあります。
あるんだけど
インデックス投資をする理由って
- 市場平均を取り続ける事
なんですよね。
過去のデータ上、1980〜2012年の期間でS&P500もっとも上昇した10日間を除くと、年率リターンは半減してしまうことがわかっており
投資タイミングを見極める事の困難さは敗者のゲーム等の優良投資本に記されてる通り。
トレーダーになりたいなら売買して儲けを出す事に専念して結構だけど、インデックス投資家ってトレーダーになる人がやる投資じゃないですよね。
まぁ1かゼロかの話じゃないんで、別にトレーダーやりつつ、インデックス投資をやることは否定しないけど。
インデックス投資をしてるだけなのに、相場が荒れる度にインデックスファンドを売却してたら
プロスペクト理論の通りの結果になって、小さい利益を得て、大きく失うを繰り返す事になるんですよ。
それを記した書籍も、説明してるYou Tubeもこんなに山程あって、こんなに簡単に理解出来る時代に
何故か作り出される謎の独自ルール達。
もちろんその独自ルールが結果オーライになることはある、しかしリスクとリターンは表裏一体。それを加味した上でのインデックス投資だという事を心に刻んでおきたい。
アクティブ投資家のみなさん。安心してください。
インデックス投資家のおそらく半分以上はインデックス投資なんて出来てませんから。
インデックスファンドを使った、アクティブ投資をしております。ご安心ください。市場はこれからも人の心に左右されて動き続けるでしょう。
自分のポートフォリオも、アセットアロケーションも、投資方針も守れない人間ばかりなのが現状です。
プットオプションで稼ぐことも、セリクラが発生したところでガッと頂戴することも、プロの皆様やトレードAIの目論見どおりこれからも発生し続けます。
人の知識も決意もその程度です。
常々、
こんなに科学が発展してるのに根性論とか、無駄な長時間労働が続いてるのとかってなんなの?
って思ってたけど、人間の知識も知恵も感情も、そう簡単にはアップデートできないんでしょうね。
しかし、それでこそ人間。それだからこそ世界が虚構に包まれ、そして面白おかしくなっているのかもしれません。

- 作者:ユヴァル・ノア・ハラリ
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: Kindle版
マイケル・バーリが焦って顔を出して「インデックスバブルだ」つったのは、トランプ相場で上昇相場がちょっとばかし長続きしただけで、インデックス投資のせいではなかったんでしょう。実際は多くの人がインデックス投資なんてしてなかったんだ。
インデックスバブルなんて起きてない。
誰でもインデックス投資ができるなんてのは、幻想でした。インデックスファンドを買ったり売ったりすることをインデックス投資だと思ってる人までいる。
ま。とはいえ
ガチホが正解かどうかなんて、最後にしかわかりませんけど。
株式市場が崩壊したら資本主義の崩壊も同義なんで、結果的に現金も現時点の価値を保つのは不可能でしょうし
僕は、経済はよくなっていくと信じてインデックス投資をしているので、ブレようがなにしようが、別段手放す意味は無いと考えてます。
決定は自己責任だけど、売買すればするほど、理論からは逸脱していくという事を心に刻む事ができる良い経験になってます。今回の暴落は。
より多くのリターンを得るために切磋琢磨するより、平均を取り続ける事を理解した上でインデックス投資を始めたはずではなかったのか…という事をしっかり覚えておきたいですね。
未来は誰にもわからないが。俺は経済がよくなっていくことを信じる!
だから株は1円たりとも売ってない。債権は一部株に変えたけど…これはリバランスね(早すぎたのは失敗だったけど)
と、偉そうな事いって自分もやらかしてるわけですな。
重要なのは…
- リスク許容度に見合ったアセットアロケーションを守り続ける事
- 僕の場合は「カウチポテトポートフォリオ」の実践
ちゃんとメンタルコントロールできる範囲を理解して、お金に振り回されずに生活の基盤を支える力として育てていく気概でいないといけませんね。
足るを知るは大事です。無用にもとめたり、焦ったりしては足元をすくわれる。

- 作者:チャールズ・エリス
- 発売日: 2015/01/24
- メディア: 単行本