さっきこんな記事描いたばっかだけど。
ただどっちも同じ話をしてるので。
結局「諦める」の定義をどうするかの話
言葉ってのは厄介。すごく厄介。
スラムダンクで安西先生が「諦めたら試合終了ですよ」って話をするのが有名だけど、
井上先生はバガボンド33巻で「諦める事」についても描いてる。

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この諦めの違いを理解出来る人は、本気で何かに取り組んだ人だけで
そうでない人は「矛盾している」と言うのかもしれない。
浅野いにお作品ソラニンで種田が原チャのアクセルを回して交差点を突っ切るシーンは、僕の姉(当時25,6)には理解できなかったらしい。
僕は、あの苦しさを理解する事ができた。

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僕も昔、音楽をやっていて何にもならなくてヤメた経験があるから、同じ境遇の存在に感情移入しただけかもしれないけど。
バガボンドもソラニンも、「売れない何者か」の人たちにはクッソささると思う。
その逆で安西先生の言葉は浅い。恐ろしいほどに浅い。
それは相手が「高校生」だから投げられるセリフでもあるがゆえに浅いのであって、決して軽い言葉だと言ういみではなく。
まだ、自分の決めた道を突き進むという意味での、本当の苦しみを知らない存在にだからこそ「諦めるな」という言葉が投げられるのだとも思う。
「諦める」というのは言葉なので、すべてを包括する事はできなくて
その定義をどうするかによって、生き方をどう考え直すかの方向性が変わってくる。
SPAの二人は、僕が過去記事に書いたとおり「王道路線的な成功」を諦めて変化球を投げまくってなんとかしてきたという感じだと思う。
そして僕は、それでいいと思う。
何を持ってして、成功とするかなんて人それぞれだけど、このハードルはとことん下げた方がいい。
その答えとして僕は
結果的に食えてればそれでいい
と思う。
だからこそ、
- 他人や社会の価値観に沿って生きず
- 生活コストを下げて
- 変化球投げまくってなんとかやってく
ってのがベターかなと思う。
緊縮って事ではなくて、必要と不必要の基準を自分でしっかり決めろって話。
そうすれば、やりたいことで生きやすくなるんだけど。
まぁ。
やりたいことで生きていく事と、楽を混同したり、やりたい事で生きていくと儲かると思ったり、そういうなんか色々
濁った見方をしてしまうと結局不平不満を感じて生きていく事になるんじゃないかなって、思うのでした。
足るを知るって事ですね。
久々のこの落ち。

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